soccergrowのブログ

サッカー未経験のお母さんに教える、これぐらいはして欲しいサッカー教育

親はいつまで口出しをしていいのか?

 

よく質問を受ける中で

「親は何才まで子供をサポートすべきでしょうか?」

という質問があります。

 

子供の成長度合いにもよりますが、

その目安にもなるのは「12歳」です。

 

 

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当たり前ですが、

赤ちゃんとして生まれた子供は

親のサポートがないといけられません。

 

歩こうとしてもすぐにバランスを崩して転んでしまうし、

ご飯を食べようと思っても、

うまくつかめずにこぼしてしまう。

 

2歳ぐらいまでは、

子供は親にほぼ100%頼って生きています。

 

それが、年を重ねることに

だんだんと親に依存する割合が下がっていく。

 

そうやって、親がサポートする割合と

子供が自分でできることの割合が

なんとなく逆転するのが、

だいたい12歳ぐらいかと思います。

 

サッカーでも同じことが当てはまります。

 

賛否両論あるかとは思いますが、

試合で活躍できるプレーヤーに育てたいと思ったら、

12歳までの子供に対しては

”親がサッカーを教えるメリット”

は非常に大きいです。

 

ボールを止める・蹴るから始まり、

サッカーの原理原則、

試合ででた課題の克服など、

12歳までに教えておくべきことは

たくさんあります。

 

自分はサッカーのことは詳しくないから、

監督やコーチに任せて方がいいという

考え方の人もいると思います。

 

もちろんそういった考え方

を否定はしません。

 

ですが、自分の子供について

誰よりも考えて、

誰よりも知っているのは、

間違いなく親であるあなたです。

 

その親が子供にサッカーを教えるのは

理にかなっています。

 

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例えば、

ドリブル一つとっても、

顔が上がっているかどうか、

左から敵が来ている時には

右足でドリブルしながら、

敵を腕でブロックできているかなどの

細かい部分について、

 

指導者は細かく指導してくれないことが大半です。

 

小学生の選手でドリブルしながら

相手が来る方向の逆にボールを持ち替えて

ドリブルできる選手は100人に1人いるかいないかです。

 

レーニング時には1人のコーチが少なくとも

10人以上同時に相手しなければなりません。

なので細かいところまでしっかり見ることが

できないのです。

 

しかしながら、

サッカー上達にはそのような

細かい部分の改善が最終的には重要になっていきます。

 

では12歳まで、どのように

サポートしていくべきかというと

 

子供が自転車に乗っているところを

イメージしてください。

 

最初から1人で自転車に乗れる子供は

まずいません。

 

誰もが、親に後ろで支えてもらった状態で

漕ぎ始めます。

 

親がちゃんと支えてくれると思っているから、

子供は安心して漕ぎ始めます。

 

でも、ふと気づいたら

 

親は手を離していて、

子供は1人で自転車に乗れるようになっていた……。

 

それが

”一番いいサポート”

なのです。

 

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どちらにせよ、

中学生あたりから子供というのは

親から離れたがるものです。

 

反抗期が始まって

親から言われることが正当だろしても

素直に聞き入れたくない時期もあります。

 

指導者が言っていることと

親が言っていることが同じことでも

 

やはり、第三者である

指導者から言われた方が

腑に落ちることが多いのです。

 

こう言った親の言うことを聞き入れにくくなるとうことは

大人になっていく過程では普通に起こることなので、

 

そこに強引に親が関わろうとすると

うまくいかなくなります。

 

だからこそ、親のサポートがなくなった後、

子供が自分で自分を高めていけるように

主体的に、積極的に取り組めるようになければいけません。

 

”自走”できる状態をできるだけ若いうちに

身に付けることがとても重要です。

 

“自走”できるようになっていない選手は、

小学校まではそれなりにやっていけても、

中学生になってから伸びていきません。

 

 

今の自分に何が必要なのか

自分で気づき、

自分で自分を伸ばしていくことができないのです。

 

サッカーをサポートしながらも

子供が自分で考えて行動できる力をつける。

 

そんな親のバランスの良いサポートが必要です