成功・失敗体験をさせない親が増加している!?
最近、甥っ子のサッカースクールに行くことがありました。
そこで私が感じたことは
保護者やコーチの人がなるべく危険な間に合わねよう、リスク回避を重視する傾向があるということです。
例えば
子供が「キーパーをやってみたい」
と発言したのに対し、保護者が
「あなたは身長が小さいから無理よ」
というような会話。
よくありますよね。
どうせ無理だと親が判断して、子供はそれで消極的になる
それが、サッカーのピッチ
にも持ち込まれていることにわたしは不安を感じています。
貴重な実践の経験を積むことができなくなるのではないかと心配しているのです。
現在の子供たちは、様々なツールを使って、あらゆる情報を得ることができます。
今ではスマホであったり、ipadを子供が持つことは当たり前の世の中になっています。
そのせいで、自分で体験したかのような感覚に陥ってしまうのです。
この世代の子供たちにこそ、自分の目で見て、自分のままで聞いて、自分の肌で感じたことの素晴らしさを体感してほしいと私はおもっています。
アインシュタインはこのように言っています。
「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない」
自分で体験して失敗したこと。
じぶんでやって成功し、答えを見つけたこと。
それらこそが将来活躍できる人材をつくることにつながるのです。
例えば、
子供のサッカーに必要なものをおやがよういして忘れ物をしないようにすること。
公式戦に必要な選手証を親や指導者が管理すること。
試合に間に合うように必ず保護者が引率すること
果たしてこれらは、本当に子供のためになるのでしょうか。
短期的な視点も必要ですが、日本の未来を担う子供たちに1番大切なのは、
自分でやってまたできたこと、できなかったこと、それらの成功や失敗の体験ではないでしょうか。
サッカーのピッチには、たくさんの成功や失敗が落っこちています。
失敗がおきないように、大人があらゆる対策をして防ぎ、痛い間に遭うことから回避させる。
それが成長に繋がるとは思えません。
私たち大人はそれを見守り、子供たちの気づきを促す、あるいは負けという結果を受けとめさせなくてはいけません。
指導者が介入して、未然に防ぐことも可能だとは思いますが、そのようなことをしていては子供達のためにはなりません。
子供たちにとってのゴールは、そこではないはずです。
負けたという体験をして、何が良くなかったのかを振り返る。
改善策を作り、同じシチュエーションになったとき、自身の力でそれを乗り越えていく。
これはだれにだってできることです。
そう言った経験を学習しないで成長していった子供と
あらゆる成功・失敗体験をし、そこから改善していった子供との差は明らかに違います。
子供たちは柔軟です。失敗を成功に、成功をさらに成功に、次々とつなげていきます。
そういったた経験をしてきたこどもたちは、きっと大人になっても、失敗こそが最高の始まりだと捉え、成長のための教訓にしていくのではないでしょうか。
そうなるか否かは、関わる我々大人にかかっているのです。
繰り返すようですが
あなたは子供の課題であるものに介入しすぎてはいないですか?
実はそれは子供たちにとっての成功体験にも、失敗体験にもなる瞬間かもしれないということを忘れてはいけません。
私からのアドバイスは
あえて少し難しい体験をさせましょう。
そして、成功や失敗の原因を一緒に探して言葉にしましょう。
一緒に原因を探すということもポイントです。
決して答えを教えるというわけではないです。
あくまで答えは子供が探すものです。
あなたはその答えへ導くヒントを出せばいいのです。
「チャレンジする」ということは
「失敗するという可能性も増える」ということです。
何回失敗してもいいんです。
成功するまで続けさせましょう!
失敗しても続けるということが大切です。
あなたは子供たちが諦めずに続けることができるようなサポートを意識して行ってください!
ここまで読んでいただきありがとうございました。